3密プラス 2020 12 29

 新型コロナウイルス対策として、
よく言われたのは、「3密」を避けましょうということでした。
 しかし、肝心なことが抜けていたかもしれません。
「密閉」、「密集」、「密接」を避けても、
結局、新型コロナウイルスの感染は拡大しました。
 皮肉なことに、「3密」の代表例である「満員電車」では、
新型コロナウイルスは発生しませんでした。
 朝の通勤電車では、みんな話すことはなく、黙っているので、
たとえ「3密」でも、新型コロナウイルスは発生しないかもしれません。
 一方、会食では、
新型コロナウイルスにうつってしまったという話は、よく聞きました。
 会食では、「唾」がよく飛ぶからです。
食事が終わった後、テーブルを見てみると、唾が付着しています。
 望ましいのは、4人掛けの席には、2人で座り、
なおかつ正面にならないように、斜めになるように座ることでしょう。
 あるいは、透明のプラスチック製の衝立を立てる方法もあります。
これならば、4人で座っても、唾を防ぐことができます。
 営業時間の短縮よりも、感染症対策が重要です。
換気を含めて、十分な感染症対策をすれば、
営業時間の短縮までは必要ないと思います。
 もちろん、最近は、家庭内での感染も増えています。
体調に変化があれば、早めにマスクを着用しましょう。
 さて、新型コロナウイルスについては、変異を繰り返しながら、
やがて弱毒化する方向であると思っていますが、
日本が欧州のような状態になる可能性は否定できません。
今後、感染者の急激な増加により、欧州並みの感染者数になる可能性はあります。
 最近では、私を含めて、「気のゆるみ」「油断」があるでしょう。
いつの間にか感染拡大の下地ができたと言えるでしょう。
 ところで、日本国内で循環しているのは、感染力が弱いタイプ、
欧州で流行しているのは、感染力が強いタイプと言えるかもしれません。
そういうわけで、一時的な「鎖国」は、やむを得ないでしょう。
 ウイルスは、正面玄関からは入ってこない。
抜け穴はないかと探す。
(参考文献)
「日本のコロナ対策はなぜ迷走するのか」(上 昌弘)














































































スマートフォンのトップページへ